北海道日帰り温泉の旅
平成25年12月1日
December 1, 2013
美瑛町瑠辺蘂 瑠辺蘂神社(旧美瑛神社社殿)
瑠辺蘂神社が現在の地に祀られたのは平成八年とのことで
す。美瑛神社が平成七年移転となり、神社諸施設、社務所が新築されたのに伴い旧社殿
を貰い受けこの地で瑠辺蘂神社社殿として活躍の機会が与えられたようです。朗根内地区とほぼ同じ開拓の歴史ですが、朗根内地
区が早くから水
稲栽培を成功させ稲作地帯として発展したのに比べ、丘陵地帯の瑠辺蘂地区は困難の多い時代を過ごして今日を形作ってきたので
はないでしょ
うか
それでも美瑛郷土資料館のまとめている郷土資料には「瑠辺蘂道路の今昔」の表
題で菅野芳勝氏が一文を寄せており
ルベシベにも商業専業の雑貨屋さんが10数軒散在し、他に小農具の修理と製作する鍛冶屋、豆腐屋、床屋と柾屋さん
などが住み、冬期間は石臼の目立てをする石屋、鍋などを修理するイカケ屋さんなどが習い覚えた業を兼業として廻
って歩いていた。と記しています。大規模な入植だったことがうかがえます。
神社からは旧西美小学校が望めます
馬頭観世音は本来の役割を終え、現在は交通安全の大役を担っているそうです
馬頭観世音は家畜の安全と健康を祈り、旅の道中を守る観音様として
信仰されてきた歴史のようですから不思議ではないのですね。
昭和九年の文字が見えます
美瑛町瑠辺蘂開拓百年碑
ルベシベしは、先住民族アイヌの人々に山の向こうに越えていく 峠の沢のある道と呼ばれていた。
原子の木々が被い 熊笹の茂この大地に開拓の槌音の響きが木霊したのは西暦一九一二年(明治四
十五年 大正元年)のことである。
一四〇〇町歩の地を一戸分五町歩に 二八二区画に分けられ 一八二戸が入植して始まり 幾多
の困難
を乗り越え 初心を引き継ぎ豊かな大地と 美しい丘を築き上げた。
先人への感謝の思いと幾世代にも稔豊かで 平和なふるさとであることの願いを この碑に入魂する。
瑠辺蘂地区百周年協賛会
平成二十三年七月十七日建立
為jacataraさんとして再編集しました。と言ってもお分かりいただけないとは思いますが。
2021.07.10