北海道日帰り温泉の旅
平成27年9月23日
September 23, 2015
美瑛町新区画 ヤマブドウ(山葡萄)
食料事情の悪かった時期には、ヤマブドウの果実が食されただけでなく、軟らかなつるも子供のいたずら食いのターゲットでした。ただ酸っぱいだけですが
すかんぽと同じようなものです。アイヌの人々は木の皮を利用したそうですが、山村育ちの筆者も父が大量のブドウの皮を持ち帰った遠い記憶があります。
ロープ替わりに使われたものでしょうか。果実はそのまま瓶詰めして葡萄酒造りに使われましたが、良品質に到達できるのは稀で時には密閉が強すぎて
爆発事故に至るものも多かったと思います。昭和初期の田舎ではどぶろくの密造は一般的で、税務署が捜査に入ると有線で各戸に暗号情報が伝えられ
どぶろくの甕を川に棄てに走るなどということが多々あったようです。勿論葡萄酒も果実の焼酎漬けではありませんから、見つかると処罰されたでしょう。
霜が下りた後の果実が美味しいとは知っていましたが、待ちきれない子供はまだ十分甘みのない酸っぱい果実を沢山口にして、舌がきれてしまったりした
ものです。今回ですか?野鳥とひょっとすると熊さんのために総てをそのままにしておきました。
美瑛町沼崎から置杵牛への農道沿い 山中にすももがたわわに稔る
遠軽町上白滝 旧白滝村立三和小中学校跡のエゾノコリンゴ・姫林檎・山梨