北海道日帰り温泉の旅
平成26年8月10日
August 10, 2014
旭川市東旭川 旭川神社
現在旭川市東光にある旭川第三小学校の校庭と隣り合う小公園に旭川神社遥拝所跡の碑が遺されています。
小さなし社の内部は聖徳太子像があるばかりですが、内部に残る資料から考えるとこの社が「公有地神社」で
あったものと考えられます。
碑は明治二十九年の建立、玉垣は明治四十三年第三月と記されています。
小さな石に注連縄が張られています。文字が彫られていたものかも判然としませんが、入植直後の人々の心の支えとなったものでしょうか。
筆者がこれまでに目にした「天照大神」の中で最もできばえに感銘を受けたものです。
加工技術機器が進歩した現在でも、これだけの造りのものは見られません。建立者、石工さんの本気を感じます。
「上田定吉」の名も明治25年入植の屯田兵名簿にあります。
こちらは古い社殿のようです。御即位大礼記念御造営費寄付者名 を記した石碑が残っていますので、大正初期の造営かと思われます。
第一次世界大戦の特需で農村も好景気に沸いたこの時期に各地の社殿も造営されているものが多く、そんな時代背景もあるのでしょう。