北海道日帰り温泉の旅
平成26年5月18日
May 18, 2014
美瑛町五稜第一(阪和) 島牛澱粉工場跡
五稜は多くの戦後緊急入植を受け入れた美瑛町の中にあって、旧陸軍の演習地であった新星、福富、とともに数多くの入植者によって戦後に開 拓された地域です。平成
26年5月3日に以前から気にかかっていた建物を探索、「美瑛町澱粉史」などを探しても五稜第一に 澱粉工場のあった記録はなかったのですが、「五稜五十周年誌」
に澱粉工場の記録が残っていました。
既存地区であった美田の水口政一、太田正一が地域の利便性を考えて建設、昭和二十六年から三十六年 まで操業した島牛澱粉工場は当初、島牛川の水力を利用して、
五稜、美田、美園より搬入された馬鈴薯を加工したとあります。工場名は地域名ても、創業者名でもな く強いてあげれば利用した河川の名からとられています。力のあった
既存の方の開拓地の方たちへの思いやりを感じます。かつて存在した地名「島牛」は五稜第五に統合さ れていますから、この地の地域名てはなかったと思われます。
コンクリートの基礎と並び、二本の立派な煙突のある建物がそのまま残っています。生澱粉を乾燥 させたところではないかと思われます。
すりおろした馬鈴薯を沈殿させ澱粉を分離するための沈殿槽と思われます。
水路の跡のようです。