北海道日帰り温泉の旅
平成２６年７月１３日
July 13, 2014
美瑛町大久保協生 地神宮と飛翔の碑
北星の丘展望公園として観光客を集めるようになったこの地ですが、開拓の歴史を記念する二つの碑がありました。地神宮は人々の気持ちとしてうなず
けるのですが、「飛翔」の碑は他地域では見られない異質なものです。北星地区とされる一帯は安定高収益を支える水稲適地が殆どなく、牧畜と畑作で拓
かれた地域で、旭、朗根内のような産業組合の起こりもなく、政治的にも美田で牧場経営をした田中亀夫が村長に就任した以外に大きな力を発揮した記録
は見られません。現在でこそ豊かな地域として発展を続ける同地域ですが、ある意味「弱者連合」としての結束だったのかも知れません。
なるほど、夕張八幡神社、五稜第一の阪和神社が美田神社に合祀されているのもこういった人々の結びつきがあってのことのようです。また、五稜地区の
離農跡などに通い作をしているのもこの地域の人たちが多いようで、長い積み重ねで信頼関係が醸成されてきたものでしょう。
昭和三十三年九月
大久保第二第三部落一同
美瑛町北瑛 北瑛神社北瑛開基１００周年碑と美瑛町前々町長安藤友之輔氏の銅像
