北海道日帰り温泉の旅
平成28年12月10日
December 10, 2016
美瑛町新区画 ニタチパウマナイ川沿い
置杵牛川の支流ニタチパウマナイ川は当初計画された俵真布ダムの建設計画が地元の猛反対と、厳しい条件闘争で突然新区画ダム
建設計画に置き換わり、流域水没地16戸、ダム上流8戸が立ち退き現在の姿になっています。昭和37年着工13年の歳月をかけて、
560万トンの貯水能力を持つダムが完成したとのことです。
小さな河川ニタチパウマナイ川の水量では到底用水量を確保できないことから、置杵牛川本流から融雪水を導入貯水しています。
オヤウンナイ川をせき止めて造られているしろがねダムが本流の美瑛川上流から導水しているのと同じ方式です。
ダム右岸には美瑛ウェディングビルケ、パークゴルフコース、新区画公園などが整備され美しい憩いの空間を作っていますが、同地の苦難
に満ちた開拓の歴史は嵯城貞蔵編「新区画とダムの歴史」美瑛図書館によると現在私達の想像を遥かに超えた苦難にみちたものであっ
たようです。
ニタチパウマナイ川ダム下流。もともとの自然な流れではないでしょうが、小さな流れです。左岸は水田として整備されているようです。