北海道日帰り温泉の旅
平成28年10月16日
October 16, 2016
美瑛町白金 ミズナラのドングリ
ブナ科
ミズナラ
アイヌの人々はミズナラのドングリにはタンニンが多く含まれているので、そのままでは食用とはならず、煮てタンニンを抜いた後臼で搗き団子として
乾燥させたものを胃腸薬として用いたようです。お産祝いの一品として持参したとの記述も見られますから食料としてより、「薬、病魔よけ」の色彩が
強かったのではないでしょうか。タンニン含有の少ない利用しやすいカシワのドングリが豊富な北瑛の古老に尋ねてみたのですが、「子供の頃スト
ーブの上で焼いていたずら程度に口にしたことはあるが、食糧として考えられてはいなかった。」そうです。
唯一、美瑛町史に「大正二年未曾有の大凶作のおり草やドングリを食べて餓死を免れた。」との記載があります。