北海道日帰り温泉の旅
平成28年10月16日
October 16, 2016
美瑛町新区画 オオハンゴウソウの地下茎
キク科
オオハンゴンソウ
環境省指定特定外来生物で栽培は禁止されていますが、ともかく強い繁殖力で、一株1,600個にも達する種子と地下茎がその武器となっているようです。
引き抜いてみると、横に張った地下茎のところどころから新芽がでています。年に三度刈り取りを行っても地下茎は消耗しないそうで、刈り取りだけによる
根絶は不可能で、地下茎を引き抜く必要があります。それでも部分が残ればそこから再生する強靭さですから、厄介この上ないことになります。
根茎はアレロパシー「他感作用」によって他の植物、また自己の種子の発芽さえも抑制するそうです。また、根の破片が2.4グラムあれば再生
を遂げるとの記述もあります。農地の端に繁茂するハンゴウソウの花に除草剤を散布して見苦しい姿をさらしている光景を良く見かけますが、
その部分の繁茂は諦めてせめて耕地に種子が入り込まないようにとの精一杯の努力だったのですね。