北海道日帰り温泉の旅
平成27年6月5日
June 5, 2015
美瑛町新区画 美瑛ウェディングビルケの春の山野草
道路を挟んで向い側にはスズランの圃育場が造られているようですが、全くの未整備で今回は断念。それでもウェディングビルケ
の前庭にもスズランが植えられいますので、そちらを写真に収めました。
キジカクシ科
スズラン
美瑛町の山野には戦後間もなくまで、スズランの群生地があたらこちらに見られ、一時はスズランが町の観光に一役かっていた
とのことです。その後農地の開発が進み荒地が緑野に生まれ変わるにつれ群生地が消え、現在は美瑛の大地で自生地を見付ける
のはほぼ困難です。町の花でもあるスズランは町内二ヶ所に圃育場が設けられています。
バラ科
ハマナス
駐車場縁に見られるハマナスは、町内で自生のものが見られないことから植樹されたものと思われます。
ツツジ科
ベニバナイチヤクソウ
遊歩道を歩いていると珍しい花を見つけました。ベニバナイチヤクソウの群落です。この植物は一見立派な光合成能力を持っているかに
見えるのですが、菌根からの有機物供給に深く依存して、樹木の光合成で造られた栄養素を得ている「部分的菌従属栄養植物」だという
ことです。
更に興味深い話もあります。自生しているように見受けられますが、「美瑛町の花にしようと昔どこぞより持込まれたものが、条件があ
って今日のように群落を形成するに至った。」というものです。「美瑛町民でも知る人は殆どいない。」とは町内の物知り博士の談です。
ラン科
ギンラン
こちらも部分的菌従属栄養植物です。