北海道日帰り温泉の旅
平成27年10月18日
October 18, 2015
美瑛町ルベシベ(瑠辺蘂)北斗 松本さんの「丘の大地美瑛」碑
門柱かなと思って眺めたのですが、巨石には「丘の大地美瑛」とだけ鮮やかな文字があります。この地で闘い、この地で生き抜く決意かなと思われます。
美瑛図書館に立ち寄り手掛かりを探したところ、美瑛郷土史保存会刊の「丘の大地に生きる」に建立者松本梅夫氏の自叙伝の要旨がありました。氏は
大正六年ルベシベに入植した開拓者の子として生まれ、病弱となった母を残して父が亡くなり、家のために働き、召集により中国に派遣され、再び兄が
当主となった実家のために働き、その後三町歩の畑を貰い分家、出稼ぎもしながら夜通しの仕事にも耐え規模拡大を図り、平成八年の小冊子刊行時
で40町歩以上を耕作する大農家となっていたようです。氏が存命であれば大正十三年生まれとのことですから、91歳になります。経営は当然息子さん
から更にお孫さんにまで移っていることでしょうが、創業者の魂の巨石はこれからも変わることなく松本家の守り神として鎮座し続けることでしょう。