北海道日帰り温泉の旅
平成２６年１０月５日
October 5, 2014
上富良野町馬の霊園 馬頭観世音碑
上富良野町馬の霊園は中央共同墓地と道路を挟んだ向い側にあります。全国でここだけという馬の霊園条例があるとのことで、
林業と大規模牧場により拓かれた上富良野の歴史を物語っているものと思われます。
右手が中央共同墓地、上富良野町の街と十勝岳の連峰を一望できる格好のロケーションで、道路左手奥に馬の霊園はあります。
多くの農家の離農、転居、また時代の変遷によって農耕馬の役割も減少しついにはほぼ皆無の状態になり、うち捨てられることにも繋がりかねない状態
を憂う人々によって馬の霊園が設置されたようですが、さすがに各地の歴史ある馬頭観世音は地元の熱い思いもあってそのまま地元に鎮座し、多くがこ
こに移転しているものでもないようです。
大正七年十月三十一日に建立、朝倉孫八郎、勝桜号となっています。昭和十五年建立の紀元二千六百年記念馬魂碑にも牛馬商組合の中に
朝倉姓があります。
「南無馬頭観世音菩薩（上富良野墓地）昭和四十九年八月建立する。（四角木柱）」
と上富良野町郷土をさぐる会のページにありますが、この木柱でしょうか｡
こちらは昭和十年九月建立、仁木孫三郎発起と記されています。
こちらは昭和二十年建立山田由郎、白梅号の記載があります。個人の方が愛馬の死を悼んで建立したもののようです。
外柵
