北海道日帰り温泉の旅
平成26年8月31日
August 31, 2014
美瑛町置杵牛上精美 地蔵堂
寄贈されている幟に明治44年と記されていることから、明治44年に建てられたと推測されており、昭和4年に建て替えされているようです。
地蔵堂には馬頭観世音碑とお地蔵さんが祀られています。美瑛町美田の馬頭観世音堂も当初明治44年に建築とのことです。
馬頭観世音碑は大正15年以来のものですから、置杵牛最古のもので、美瑛町内でも最も古いものの一つです。
左の石碑には、南無馬頭観世音菩薩と彫られています。
当初から室内に祀ることを考えて造られたものでしょうか、荒々しさのない繊細な造りで、地蔵堂に見事に調和しています。
寄贈者
保田〇〇
六十二才
でしょうか。
「奉安所」については、その後の調査で、「置杵牛の奉安殿は美瑛軟石で造られた鉄の扉を持った立派なもので、昭和52年まで置杵牛神社社殿して用いられ
、風雪に晒され劣化が激しくなったことから木造の建物に改築された」と郷土史から判明しました。現存するものは、下宇莫別神社神殿となっている一箇所のみ
と思われます。
筆者がこれまでに訪ねた美瑛町内の馬頭観世音碑
美瑛町内最古の馬頭観世音は美田のものとされていますが、美田神社境内、馬頭観世音堂では確認できませんでした。