北海道日帰り温泉の旅
平成26年8月3日
August 3, 2014
名寄市風連字東風連 東風連神社の本殿となっている奉安殿
東風連神社は、明治三十六年に二十二線東九号道路付近に九区神社を建て、高木農場主で出生地の千葉県内にある郷社・熊野大権現を内神とする
熊野神社から分霊して、祭神としたのが始まりとされているとのことで、奉安殿は東風連小学校にあったものを移設し神殿としているとのことです。
旧風連町の農村地域にある東風連神社にこのような歴史の証人が遺されていることに感動です。
本体も荘厳ですが、基礎部分、玉垣も贅の限りを尽くした豪華なものです。
鉄製の門もそのまま残っています、士別神社の忠魂碑の玉垣に用いられていた鉄管ですら強制供出させられたと言いますから、やはり、奉安殿は別格
の建築物であったのでしょう。門柱にあたる部分の文字は削り取られたように見受けられます。
これまで幾つかの奉安殿にお目にかかる機会がありましたが、総て施錠されていて内部の様子を伺うことは出来なかったのですが、今回は施錠されて
いなかったので、おそるおそる拝見。四面板張りで、更にガラス張りの扉がありますが、当初からのものかは不明です。
ガラスに映し出されている部分もありますので、想像力を働かせてご覧ください。
屋根部分は拝殿と併せて、後に改築されたものかも知れません。