北海道日帰り温泉 の旅

 

 

 

 平成26年 7月13日

July 13, 2014

 

東川町東町  東川町郷土館

 

終戦後間もない昭 和 24年道有林から木材の払下を受け、村民達の手で伐採し運び出し苦労の末建てた旧役場庁舎を利用したものと説明されていました。


東川町郷土館のテーマは次の五 つです

1.東川の昨日今日(古代から昭和時代)
2.忠別原野の開拓(米作りの発達)
3.東川のあゆみ(産業への努力)
4.自然とのふれあい(東川の地形、地質)
5.先史時代における発掘物(幌倉沼遺跡等)


 

大雪山の伏流水に 恵ま れた東川町は日本で唯一水道の無い町です。郷土館前の手動ポンプも勿論使用可能のものです。

 

 

 

国営事業として行 われ た屯田入植と違い、東川町は民間人による開拓が進められましたから、開拓の着手小屋もこのような粗末なものから始まったよ

うです。ただどう 考え てもこの構造で北海道の冬を生き抜くことは困難でしょうから、少なくとももう少しは厚みと頑強さの面で手が加えられたものになっ て

いったことと思い ま す。

 

 

 

こちらは、旭川市 大雪 クリスタルホール内旭川市博物館に再現されている古代アイヌの竪穴住居です。屋根はカヤと土の二重構造となっているそう

です。この程度の 頑強 さがなければ到底冬は乗り切れないと思われます。

 

 

こちらは当麻町郷土資料館に保 存さ れている屯田兵家屋です。苦難の歴史に変わりはないといいながら、こちらはさすがに国策として取り組んだもので

すから、その差は歴然としてい ま す。

 

   

 

開 拓当時の食べ物は、「粟、稲きび、唐きび、ばれいしょ、豆などが常食」と記されて います。

 

 

 

 

 

玄関部分にはむし ろが 吊り下げられ、ランプ、足洗い用と思われる桶、そして貴重な蛋白源となったであろう川魚を採るための網が置かれています。

遺された近隣町の 古老 の記録では、小川に入ると魚が足にぶつかってくるほどの魚影があったとのことです。当時の人々の暮らしをほうふつとさせる

展示です。

 

 

 

農村出身の筆者に は見 覚えのある農機具が並んでいます。

 

 


 

農耕馬が開拓に大 きな 力を発揮したとあります。

ただ、筆者が意外 に思 うのは東川町内をの農村部を巡っても「馬頭観世音碑」に出会わないことです。農村部を巡ると

地域神社の片隅に しば しば眼に入る石碑ですが、東川町では南町で 発見 した家畜感謝の碑が唯一のものです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木製のたらいはや や高 齢の筆者にとっても珍しいものです。ちなみに筆者の幼少時代はブリキのたらいだったように思います。

東川 町指定文化財「明治の家」をご覧になりたい方はこちらからお入りください。

 

 

 

 

昭和2年から47 年ま で東川ー旭川を運行し、人々の足、また物資輸送に活躍した電車が展示されています。
車庫の火災で電車の運行が終わりを迎えていますから、運よく火災を免れた一両が展示されているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示品には石器時 代の 大きな黒曜石原産地であった旧白滝村出土のものもありました。白滝は膨大な黒曜石の埋蔵地で、北海道内各地はもとより、

サハリン、アムー ル川 流域、利尻島、青森に至る交易ルートがあったとされています。

 

 

 

 

 

幌倉沼に縄文後期から晩期の大規 模墳 墓遺跡があったと紹介されています。

 

 

 

様々な大きさ、形態の石器が陳列 され ています。用途に合せて工夫されたものでしょうから、石器の埋蔵状況を知れば当時の生活も理解できるのでしょう。

 

 

 

そのⅠ

そのⅡ




石北本線 白滝駅の黒曜石展示

遠軽町白滝 指定史跡「白滝遺跡群」


鷹栖町郷土資料館

当麻町 当麻町郷土資料館

士別市西士別 町 士別市博物館

名寄市 北国博物館

東川町東町 東川町郷土館

新十津川町開拓記念館



東川町東町  東 川町郷土館の松田市太郎顕彰碑

 

 

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