北海道日帰り温泉の旅
平成25年12月8日
December 8, 2013
美瑛町置杵牛 置杵牛神社と地神碑
「正和21年9月2日区域内の産土神と藤井神社を合祀して建立。戦前
の御真影奉置所を社殿として保存するのが動機」と郷土史保存会の冊子
には記載があります。昭和21年下宇莫別神社も御真影奉置所を本殿と
したもので、現在の本殿裏に残されている美瑛軟石を用いた建築がそれ
と思われます。また東川町 東10号南 金比羅神社においても同様な
建築物が本殿裏にあって、混乱したであろう当時の状況が推察されます
藤井は置杵牛川と宇莫別川に挟まれた山間の畑作地域ですが、
現在定住者はいなくなっているようです
こちらの地神碑は昭和二年美望ケ原に建立され、同地区が昭和十四年解散の
後譲り受けこの地で再びお役目に就いたものて゜す。雪の残る早春、この地
まで10キロ以上の距離を橇で運んで来たと言いますから、美望ケ原との歴史
も見つめてきた地神碑ということになります
それにしても、標高670mの丘陵美望ケ原(現在の白金模範牧場)に大正八
年から昭和十四年にかけて開拓の歴史があったことだけでも驚嘆に値します
置杵牛地区には置杵牛神社と明治神社の二つの神社がありますが、現在は両社の祭日を統一しているようです
神社から置杵牛川上流方向を望んだところです