北海道日帰り温泉の旅
平成 25年11月24日
November 24, 2013
美瑛町旭 旧旭小学校敷地内 板谷宮吉翁頌徳碑
明治二十八年旭に小林直三郎が入地し牧場を拓いたのが、美 瑛の開基とされていますが、その小林直三郎は大正二年の大凶作、大正四年の大水害
によって旭農場を板谷汽船に譲渡しています。歴史と断片的 な文字から推測して板谷汽船社長への感謝を綴ったものと思われますが、小学校の敷地内
に建立されているところから、教育に対する貢献などがあっ
たのかと推察しますが、町の郷土資料などによっても判明しませんでした
美瑛町旭開基百年史の記載によれば、「板谷宮吉翁頌徳碑」と「旭農場開墾碑」の二つの表現があります。昭和二年に町内一とも思
われる
奉安殿の建設がなされ板谷汽船から多くの援助を受けていま
すので、そのお礼の意味が強かったのではないでしょうか。
2021.07.04 追記
判明した文字は「旭農場 三十有余年 大正六年 社長 板
谷宮吉 翁 百万 水害 住民 安 大正十三年 遺徳」です。
美瑛町旭開基百年碑によれば、「大正六年旭農場が板谷商船の手に移った
後、当農場並びに学校 に対する板谷氏の功績大なるものがあり、
部落役員一
同相はかり部落民も喜びその徳を讃え、校庭の一角に報徳碑を建立した。」とありま
す。
2021.07。03追記
道路を挟んで斜め向かいには堂々の彰徳碑が建てられていま すが、こちらは旭農場開放を記念して建立されたものです、こちらには板谷汽船が教育にも力を尽くしたと記載が
ありますから、学校建設の大きな貢献に感謝しての碑でしょ う
美瑛町旭在住高橋氏のアドバイスがありました。