北海道日帰り温泉の旅

 

 

 

 

平成25年10月6日

October 6, 2013

 

遠軽町瀬戸瀬 瀬戸瀬温泉

 

遠軽町から勇別川沿いに拓かれた地域は平坦な農業適地が少なく、比較的大きな勇別川支流を遡っ て開拓が進められています。瀬戸瀬川、丸瀬布川

武利川、支湧別川などは多くの開拓者を受け入れ地域毎に神社、学校が設けられ賑わいを見せた時 期もあったようです。最も山間に近い白滝地区でも

水稲栽培が試みられたとの話も聞きますが、現在これらの地域は僅かの畑作と多くは酪農による農 業経営がなされており瀬戸瀬川沿いも酪農地域と

なっています。

 

瀬戸瀬温泉は合併前は遠軽町唯一の温泉で、昭和31年開業の一軒宿ですが、地元の大きな観光開 発への期待を背負った繁栄の時期もあったよう

で、温泉手前にはスキー場跡も見られます。平成10年からは素泊まり限定、ほぼ日帰り入浴客だ けの経営に縮小されています。昭和の繁栄期を思い

出させる、豪華な浴槽と何よりも豊富で癖のない泉質を絶賛するファンは多いようです

 

 

 

 

「国設スキー場附属」の文字が見えます

 

 

 

左の看板には「瀬戸瀬山スキー場」と書かれているようです。

「国設瀬戸瀬山スキー場」であったものでしょうか

 

     

 

スキー場は閉鎖されていますが、現在でも自力で元のコースを滑走するスキー愛好者がいると瀬戸 瀬温泉で知り合った入浴客が話していました。

 

 

 

人里離れ山間部にある一軒宿で周囲には自然以外の何ものもありません。一本道を直進すると生田 原に抜けるようですが、交通量はほぼ皆無に近いでしょう。

 

  

 

 

 

町営バスが運行しています。平日三便、日曜祝日ニ便ですが、お年寄りにはありがたい交通機関で しょう。

 

 

 

アルカリ性単純温泉で格別癖のない泉質ですが、武利川上流の丸瀬布温泉の泉質ともまた違ってい るように感じます。熱湯好きの筆者には少々物足りない気も

するのですが、夏場の訪問では汗が引かず逃げ場の露天風呂も無いので困惑するほどです。成分表 には訴えるものが゛無いのですが、それだけではない不思議

が温泉のようです。

源泉掛け流しの温泉です。

 

 

 

浴場は改装されているものではないと思われますが、タイル張りで現在も十分清潔感を保っていま す。残念ながら排水口は今回に限らずやや流れが悪くなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩室前の蛇口は温泉水を持ち帰るために利用されていました。温水ですが、癖のない泉質ですの で飲用にも適しているとのことで白滝在住の知人は

ポリタンクに汲み置いてどこに出かけるにも持参しているとのことでした。東川町 大雪旭岳源水 のファンも暫くは変質しないと自信たっぷりですが、

筆者は心配性ですから、試したことはありません。地ビール「えんがる」の原料となっていると ネット上にありますから、飲用としては間違いない

良質のものと思われます

 

 

 

   

 

休憩室

 

   

 

現在は日帰り入浴料500円

AM8:00~PM8:00

毎週水曜日休館

となっています

 

 

 

ホテル前の池。魚のほかに時に青大将が泳いでいると言った入浴客もいましたが、筆者はお目にか かったことはありません。

 

 

 

遠軽町瀬戸瀬 東町 瀬戸瀬神社

遠軽町瀬戸瀬  国道開削殉難慰霊之碑

遠軽町 セト セ薬師山参詣登山口

石北本線 瀬 戸瀬駅

 

 

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