北海道日帰り温泉の旅
平成25年7月28日
July 28, 2013
東川町 秘境天人峡温泉の日帰り入浴
現在は旭川市から最も近い温泉地となっていますが明治30年代の開湯当時、旭川からの交通は殆どを徒歩で東川〜東川の端東20号を経て到達するものだったようで、
明治32年富良野線開通で美瑛駅までは列車で、その後はペンケロウ、横牛、志比内を通る徒歩の旅のコースも出来上がっていったようです、「天人閣掲示の歴史年表」
現在は40キロ余りのほぼ平坦で快適なコースを車なら小一時間です
天人峡温泉の入り口付近です。道路左手に僅かに顔を覗かせるのが、御宿しきしま荘です。大雪山国立公園の内懐に飛び込んできた感がします
トンネルを抜け天人峡温泉街に入ったら左手に駐車場があり、混み合っている場合はここを利用しますが、宿泊客と重ならない時間帯でしたら、殆どの場合
ホテル前直行で可です。離れているトンネル手前の日帰り客専用駐車場は余ほどの事態が起きていない限り利用せずに済むでしょう
忠別川を渡って対岸に天人峡パークホテルと御宿しきしま荘があります。
天人峡パークホテルは最上階に展望大浴場、平地に夏場限定の露天風呂がありこちらも日帰り入浴が可能ですが泉質的にはお奨めできません。
御宿しきしま荘の駐車場から上流部を望んだところです。手前が現在は閉鎖されている天人峡グランドホテル、奥が天人閣です
こちらが今回日帰り入浴でお邪魔した御宿しきしま荘です。特別室には掛け流しの湯も設けられているなどコンパクトだけれど上質のサービスを心がけているようです。
残念ながら筆者は特別室の利用経験はありませんが、湯の良さは文句なしですので是非一度利用してみたいものです
ロビーはゆったりとした空間になっていますが、休憩室などは設けられていません。
総檜造り大浴場と大理石造り大浴場があり、宿泊の場合は時間入れ替えで両者を利用できますが、今回の訪問では男性には総檜造り大浴場が割り当てられていました
「華厳の滝よりはるかに高きなり」と文豪大町桂月が絶賛したと言う羽衣の滝は現在遊歩道が閉鎖中です
壁と浴槽上部は板張りとなっています。檜なんでしょうね。浴槽全部が檜というものではありません
鮮度の良い湯で満たされた浴槽の縁からは常に湯が溢れ出ていました。
大きな浴室ではないので、団体客一行様がなだれ込んできたりすると雰囲気は一挙に損なわれることもありますが、この日は静かな個人客のみで、のんびり湯を満喫できました
天人閣は北海道日帰り温泉写真集でご覧ください
天人峡グランドホテルは北海道日帰り温泉写真集でご覧ください<閉鎖中>