北海道日帰り温泉の旅

 

 

 

 

平成25年6月16日

June 16, 2013

 

士別市朝日町 佐藤医院と旧登和里小学校

 

旧朝日町の市街地にひときわ目立った建物がありました。上士別の旧岡崎医院跡と同じく志を持って地域医療に尽くしたお医者さんの医院のようです。昭和五年の建築です。

佐藤医院は北海道新聞刊「旭川と道北の建築探訪」に収載されています。

 

 

旧登和里小学校は岩尾内ダムの直ぐ下流にあります。

大正三年開校 平成九年廃校となっています。

 

 

 

 

 

校舎横には登和里コミニュティセンターがありました。現在はこちらが集落の中心となっているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧登和里小学校校歌

 

 

 

校舎は往時のままの姿が残っていました。地域の人々の気持ちが残されているように感じます。

使われなくなった校舎内部ですが、整理整頓され、いつでも現役復帰できるような姿です。

 

 

 

 

 

初代校長盛合一ニ郎先生はこの地で長い勤務だったのですね。

 

 

 

水没したダム上流部には、朝日第二の集落似峡(にさま)があり、郵便局・映画館・旅館・食堂・小学校・中学校分校まであり800人もの住人がいたそうです。

上似峡(かみにさま)も昭和8年根釧原野より転住移民28戸入植開拓にあたったそうですが、昭和41年全戸が離農し現在は遺構を探すのも難しくなっています。

昭和50年台、根釧で仕事をした筆者が、幌加内に新天地を求めて移転した酪農家があると聞いて、正直なところ、根釧より開拓の遅れている地域があることに

衝撃を受けたのですが、こちらも農業経営、生活には過酷なものだったのでしょう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

士別市上士別 旧岡崎医院

 

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