北海道日帰り温泉の旅
平成25年6月16日
June 16, 2013
和寒町西和 ペオッペ駅逓所跡
西和第二会館横に駅逓所跡はあります
ペオッペ駅逓所跡
和寒-幌加内道路の開通に伴い、1909年西和14線のこ
の地に官設のペオッペ駅逓所が開設され、当時は和田常太郎が経営に当り、後に佐藤龍吉に引き継がれた。
当時、幌加内までは鉄道が通じていなかったので、幌加内の人々が鉄道を利用するには、約八里(三十二キロ)の道を和寒駅まで
出なければならなかった。
駅逓所では常に数頭の馬を用意しており、旅客、郵便物、生産物、荷物などを輸送すると共に宿泊所を兼ねており、和寒-幌加内
間の交通輸送の中継所として重要な役割を果たしていた。
大正十五年年、国鉄深名線が鷹泊まで開通したので昭和三年年廃止された。
昭和六十三年六月一日
和寒町教育委員会
まだ、鉄道も開通していないのに駅逓が廃止されたと知り驚きましたが、鷹泊
幌加内間の鉄道距離は16.4キロですから、駅逓廃止の時点で幌加内の人々の利便性
は格段に向上したことになります。 鷹泊まで深名線が伸びてその三年後には幌加内まで鉄道が
開通しています。幌加内の開拓者は駅逓を利用しながらの時に宿泊
を伴う馬車輸送、次いで丸々一日をかけての馬車輸送、そして鉄道輸送の時代が到来して、車に
よる輸送の時代に入り深名線の廃止により現在に至っているのですね。