北海道日帰り温泉の旅
平成25年5月5日
May 5, 2013
上川町菊水 真勲別神社(菊水神社)
大上川神社の部落神社合祀誌には留辺志部神社、豊原神社、上留辺志部神社、東雲神社、天幕神社、白川神社、越路神社の名が見えます。上川町管内にあって
真勲別神社(菊水神社)は大健闘と言えるでしょう。更に石狩川上流部に向かって開かれた白川地区は僅かに農地が見られるほか、集落そのものが消えています。
大正六年の奉納と記されています。
明治39年に最初の入植が行われているようですから、僅か十二年後のことです。
父と二男と記されていますが、どのような歴史が刻まれているのでしょうか。
地神さまです。
明治40年真勲別特別教授所として設立され、現在は閉校となっている旧菊水小学校が隣り合っています。
現代建築の学校とはまた違った落ち着きのある、美しい校社がそのまま残されています。
どこまでが神社でどこからが小学校か分からないような配置ですが、それで全く何の違和感もなかったことでしょう。
水神碑
水神様の碑には
灌漑溝掘〇金工事 昭和二年竣功
灌漑溝改良工事 昭和十一年十月七日竣功
と彫り込まれています。昭和に入って本格的な水稲栽培が始まったのでしょう。
巨木を使った鳥居は菊水連合会と菊水小学校同窓会の奉納でした。 原木提供者は地元の方のようです。
この小さな場所に菊水出身者の思い出が凝縮されているのでしょう。