北海道日帰り温泉の旅
平成25年5月4日
May 4, 2013
和寒町三和 三和公區第二班会館と開拓記念の杜
旭川市から鷹栖町に入り鷹栖峠を抜け和寒峠越えで幌加内へ向かう途上に眼に入りました。格別整備の行き届いた
公園と言う訳ではないのですが、ただただ水田の広がる視界の中に気になる場所でした。
上富良野町、美瑛町が大被害を受けた十勝岳大爆発のあった大正15年の建立でした。
この地には明治32年に屯田兵が入植しています。明治は45年で終わりますので、入植30年を経ていない時代の建立ということになります。
公區とは耳慣れない単語ですが、凡そこの場合は屯田兵入植地として区画された地域の意味合いでしょうか。和寒町は屯田兵の公有地が民有化されてから、団体入植による開拓
が始まったとされていますので、和寒開拓の祖としての誇りを示している地名と思われます。
開拓記念之杜の碑
三世後継区民建立となっています。
「風雪を遮るものもない」との碑の記載どおりの地形が拡がっています。
農業条件としては決して悪くはない地形と思われますが、入植地の厳しい状態の中では寂しさを感じる光景であったことでしょう。
ただ、これから向かう幌加内の地と比較すると気候条件はまるで天と地の開きがありました。
400−500mの山並みの向こうが和寒町西和、また和寒町福原地区になるでしょうか。
春の訪れ未だ遠い幌加内町 幌加内町民保養センターせいわ温泉ルオント